04-05 Go Home (side Ryo)

第4部 Report

奥多摩翌日の夕方から夜


(5)Go Home (side Ryo) *********************************************************836文字くらい



俺は、クーパーに乗り込みながら、大きな溜め息をつく。

相変わらず、いつも通りの動きができない香を横目でちらと見ると、

バッグから手帳を取り出して、メモを書いていた。

「さっき、教授から買い物を頼まれたの。

明日のお昼ごはん、こっちでみんなで食べない?」

だぁあー、みんなと会ってたら、からかわれるに決まってんだろうに。



「…おまぁは、いいのか?」

エンジンをかけ家路に向かう。

「何が?」

「美樹ちゃんにも、調子悪そうなのバレてるしよぉ。」

「だから体調は大丈夫って言ってるじゃない。

今日、日中ゆっくり休ませてもらったから、平気よ。」

香は一呼吸置いた。

「……明日、買い物一緒に来てもらえる?」

ああ、また上目使いの首かしげだ。

そんな顔でお願いされたら断れねぇーだろうが。

動揺して、返事をしそこなっていたら香が暗い口調で言い出した。

「……撩、…怒ってる?」



やばい、やばい。

またこいつ勘違いで自己嫌悪モードになろうとしている。

「いーや、怒っちゃいないさ。おまぁらしいなって思ってな。」

左手を伸ばして、猫毛をくしゃくしゃにしてみる。

「あー!もう!ぐちゃぐちゃになるじゃない!」

「いいぜ、明日買い物して、教授んちで飯食って、また帰ればいいんだろ?」

ぱぁっと香の顔が明るくなる。

くそっ…、眩しい。

思わず目が細くなった。



「まぁ、かずえちゃんやタコが忙しいようだから、

それまではピンチヒッターとしていいんでない?」

「りょ…、ありがと、

賛成してなさそうだったから、怒らせちゃったかと思って。」

「いや、まっさか、連中があんなに慌ただしい予定を抱えているとは、

俺も知らんかったからなぁ。」

これは本当に想定外だった。

「まぁ、流れで俺らが通うのも、当然っちゃあ当然だわな。」

「美樹さん、早く傷が治るといいけど。」

「そだな。

こうなったら、さっさと帰って飯済ませて、明日の準備をするっぺ。」

「うん。」

エンジンの回転数があがる。

何だか、こっちも忙しくなりそうだ。


**********************************
(6)へつづく。





ちょいと短いですが、帰路の会話を入れてみました。
きっと撩はやっとケジメをつけた香と
ゆっくりのんびり過ごしたかったんじゃないかと思いますが、
それでもスキがあったらいちゃいちゃさせる予定でございます〜。

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since 2012.03.31.


5周年記念に
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シティーハンターに
再燃しハマってしまいました。


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ホトトギスの英名。
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